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AI音楽、どこを人が作った?JASRACの線引き

JASRACが、生成AIで作られた曲を見分ける技術の検証に着手したと報じられています。今回の話は、曲の使用禁止ではなく、どの作品の権利を管理するかという話です。先に答えを言うと、AIを使ったかどうかだけでは、全部の結論は決まりません。

30秒のまとめ動画。くわしい内容と図解は、下の「Xで記事を読む」から。

30 sec

30秒でわかる、この速報

いつ
判別技術の検証は2026年10月21日の会見を伝える報道。この記事の基準日は日本時間10月31日
だれが
音楽の著作権を管理するJASRAC。関連する動きとしてSpotifyも取り上げる
なにを
JASRACは、人の創作的な関わりがないAI自律生成の詞曲を管理対象外とする方針を示している
どこで
JASRACへの作品の届出・権利管理の話であり、AI音楽全般の配信禁止という話ではない
いくら
SpotifyのAIカバー・リミックス機能は、Premium料金に月4〜5米ドルを追加するとの報道段階
なにが変わる
人が作った部分を説明することと、AI利用を見分ける技術の運用が、より大切になる

Points

おさえるところ

  • いつ:判別技術の検証は2026年10月21日の会見を伝える報道。だれが:音楽の著作権を管理するJASRAC。関連する動きとしてSpotifyも取り上げる
  • JASRACは、人の創作的な関わりがないAI自律生成の詞曲を管理対象外とする方針を示している。JASRACへの作品の届出・権利管理の話であり、AI音楽全般の配信禁止という話ではない
  • 人の創作的寄与を基準にする方針は以前からあり、今月突然、AI曲の著作権が消えたわけではない。JASRACのガイドラインは2023年8月10日付で、2026年3月30日にも更新されている
  • 判別技術は検証に着手したとの報道で、導入日や精度は確認できていない。対象件数や処理時間、判別精度の数字も今回確認できていない
  • 片方がAI自律生成なら、人が創作した側だけを管理対象とする。自作の歌詞とAIの曲の組み合わせなら、歌詞の側を分けて扱う
  • 「何回指示したらよいか」「何パーセント直せばよいか」という一律の数字にはならない。どこに自分の創作があるかを具体的に示すほうが役立つ
  • JASRACの管理対象外という情報だけで、録音や声を含めて何でも使えるとは言えない。JASRACで管理されるかと、日本の法律上で著作権があるかは、同じ問いではない
  • SpotifyのAIカバー・リミックス機能は、Premium料金に月4〜5米ドルを追加するとの報道段階。2027年初頭・追加月4〜5ドルは報道上の見通しで、正式な開始日・日本向け料金とは区別する
  • きょうからできる確認は3STEP。誰がどこを作ったか書き出す、使い道に合う条件を確かめる、記録をそろえて不明点を確認する
  • 筆者はJASRACへの作品届や、Spotifyの新しいAI機能の試用を行っていない。共有された朝日新聞の該当本文は確認できず、公式説明と確認可能な報道を照合している

Unknown

まだわかっていないこと

  • JASRACの判別技術で採用する製品、判別精度、本格導入日
  • 人とAIが混在する作品をどのように確かめるかという運用の詳細
  • Spotifyの正式開始日、日本対応、正式な追加料金、生成回数、外部への出力条件
  • 権利者への具体的な分配率や、利用者が得る権利の詳細

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